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研究会・WG

日本LCAフォーラム 「電子書籍」研究会

1.研究会の名称

「電子書籍」研究会

2.背景と目的

昨今の米国市場における電子書籍の伸張には瞠目すべきものがあり、日本市場も少なからずその影響を受け始めています。米国出版業界における電子書籍の2010年総売上高は2008年対比で5.6%も成長しており、電子書籍の出現がプラスに作用していることは厳然としています。日本においては,多目的携帯デバイスの普及とともに、紙メディアから電子メディアへの転換がこれから倍加させられていく傾向が強まると予想されております。

紙メディアと電子メディアのそれぞれの環境特性や経済特性について、ライフサイクル手法を用いた定量評価により研究することを目的として「電子書籍」研究会を設置します。プロダクトLCAとなる紙及び電子メディアのケーススタディを起点として、社会資本への直接的・間接的な影響までを考慮した広範囲なLCAについても研究課題として検討することを予定しております。

本研究会を統括して頂く委員長には、産業技術総合研究所(AIST) 安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ長 田原 聖隆氏にご就任頂きます。ご参加頂ける企業様には、多面的な紙及び電子メディアのLCAに必要となる具体的な情報提供を期待しております。本研究会では最終的には電子メディアの評価ガイドライン作りまでを視野に入れて活動を継続・発展させてまいります。

1. 紙メディアと電子メディアの環境特性について、LCA手法を用いた定量評価研究
2. 紙メディアと電子メディアの経済特性(社会資本への直接的・間接的な影響)について検討
3. 電子メディアのガイドライン作りの検討

3.活動期間

開始: 平成23年11月
終了: 平成25年10月(予定)

4.発起メンバー

 【委員長】
    田原聖隆(独立行政法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ長)
 【委員】
    清水宏和 (清水印刷紙工 代表取締役社長)
    中村洋之 (社団法人日本印刷連合会)
    中澤克仁 (富士通研究所  環境・エネルギー研究センター)

5.活動方法

1. WGへの参加企業は5~10社程度とする。
2. 1回/3~4ヶ月(2時間/回)程度の頻度でWGを開催する。
3. 電子メディアのケーススタディを起点として議論を行ない、ガイドライン作成を検討する。

6.活動費

参加費はありませんが、交通費、資料作成等は、参加者負担となります。
(会場と配布資料コピーは、事務局にて用意致します)