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研究会最新情報

LCA日本フォーラム
「LIME3活用WG」

「LIME3活用WG」メンバー募集案内

1.研究会の名称

「LIME3活用WG」

2. 背景と目的

 TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)が、最終提言であるv1.0を公開し、ますます自然資本や生物多様性に関するリスクや機会の評価する機運が高まってきています。これを受けてLCA日本フォーラムでは、LIME3 (Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling)を活用した、TNFDが求める上流から下流までのバリューチェーン全体を考慮した自然環境に与える影響の評価や情報開示について検討する研究会を開催いたします。
 平成30年に発行されたLIME3は、気候変動だけでなく、水資源消費や生物多様性といったさまざまな環境影響を評価するLCA手法です。LIME3は、世界各国での資源採取や環境負荷物質排出などによる負荷を定量化するための係数を提供し、グローバルにビジネスを展開する事業者の方のLCA実施を可能にします。また、これら定量化した環境負荷を経済価値指標に換算することもでき、企業経営にわかりやすい判断材料として用いることもできます。
 この研究会「LIME3活用WG」では、LIME3を活用して環境影響評価を行い、TNFDに則った情報開示を目的とした企業の参加を募集します。実施者にとっては、LIME3開発者とともに自社のLCA評価についてのフィードバックやアドバイスを受けることができ、そして、得られた研究成果を、自社の情報開示に繋げることができます。

3. 実施内容

①LIME3の利用方法の解説、指導
②LIME3による事例算定
③TNFD開示推奨項目との整合
④ TNFDに則った情報開示および事例の公表(フォーラム主催の報告会または報告書等)

4. 発起メンバー

LCA日本フォーラム会長/日本LCA推進機構 理事長 稲葉 敦
早稲田大学 教授 伊坪徳宏

5. 活動期間(予定):約1年間 × 2回

(第1期)2023年 12月~2024年 12月
(第2期)2024年 12月~2025年 12月

6. 活動方法

  • WGへの参加企業5~8社程度とし、2ヶ月に1回の頻度でWGを開催する。
  • WGメンバーによって実施されたLIME評価を使った算定について、WGで議論し、フィードバックを行う。
  • WGメンバーにはLIME3係数リストを配布し利用方法を解説する。
  • LIME3による算定結果を、TNFDの開示推奨項目に整合させ、情報開示方法を検討する。

7.参加条件

  • LCA日本フォーラム会員であること
  • 研究会で実施する算定事例を準備することができること
  • LIME3で情報関連情報開示することを目的としているため、算定結果を原則公開することができること
  • インベントリ分析の実施ができること

8. 使用書籍

  • 「LIME3改訂増補~グローバルスケールのLCAを実現する環境影響評価手法」(2023年12月に刊行予定)
    事前予約注文書はこちら(各社参加者負担にてお願いします)

9. 活動費

参加費はありませんが、交通費、資料作成等は、各社参加者負担となります。
(会場・備品と配布資料コピーは事務局にて用意致します。)