JLCAデータベース

イベントリデータ一覧

インベントリ分析用データ一覧(225KB)

参考データの特徴

  1. LCA日本フォーラムがLCAプロジェクトなどで独自に収集した。
  2. 調査会社など第三者に依頼し収集した。
  3. 産業廃棄物の中間処理インベントリ調査を実施し、廃棄リサイクル段階のバックグラウンドデータを構築した。
  4. 静脈系インベントリ方法論を整理し、リサイクル率の考え方およびライフサイクルの最終ポイントを無害化された時点とする方法論の提案等を実施した。
  5. 一般廃棄物処理のモデル化を実施しインベントリの構築を実施した。
  6. 静脈部門でのインベントリの特徴は、静脈ルートへ投入される廃製品由来の環境排出インベントリと静脈プロセス由来の環境排出インベントリとの合算にて表現した。

参考データの考え方

廃棄・リサイクル工程に係るデータベースは、図1および2に示すインベントリデータで構成されています。必要なインベントリデータは、参考データ内に格納されているので、参照してください。動脈系データと同様に、廃棄・リサイクル工程のデータを連鎖させて排出量等を累積計算する機能を本データベースでは備えていないので、利用者自らが利用者の責任の元で累積計算を実施してください。また、「バックグラウンドデータ」であることに留意して利用して下さい。特に、廃棄に係るインベントリデータでは、排出量が廃製品等の素材構成に依存する場合が多いので、廃製品の元素構成に基づいて排出量を算定するデータも付記されている場合があります。バックグラウンドデータとして適切なデータを利用するよう心がけてください。

参考データの考え方

棄処分のフローとLCI用データ
棄処分のフローとLCI用データ

廃製品の中間処理フローとLCIデータ

また、廃棄・リサイクルに係る輸送データとして、以下を準備しました。

  1. 廃製品の回収に係るインベントリ
  2. 中間処理設備から排出されるスクラップなどを原料とする工場への輸送インベントリ

これらのデータは以下のようにまとめられています。

(1)回収に係る輸送

<輸送形態( 輸送手段、t km )が既知の場合

1)  2tトラック輸送
2)  4tトラック輸送
3) 10tトラック輸送
4) 20tトラック輸送
5) 26tトラック輸送

<輸送形態( 輸送手段、t km )が未判明の場合

1) 使用済み自動車回収(ディーラー~中間処理業者)
2) 使用済み家電回収 (小売店~指定引取り場所)
3) 使用済み家電回収(リース業者等~中間処理業者)
4) 使用済みOA機器回収(解体現場~混合廃棄物処理業者)
5) 建築混合廃棄物
6) コンクリート塊(解体現場~再生砕石プラント)

(2)工場への輸送インベントリ

<輸送形態( 輸送手段、t km )が既知の場合

1)  2tトラック輸送
2)  4tトラック輸送
3) 10tトラック輸送
4) 20tトラック輸送
5) 26tトラック輸送

<輸送手段(輸送手段、t km)が未判明の場合>
  中間原料  行き先  処理施設区分(出発)
家電・OA(高度)
リサイクル工場 
家電・自動車
混合処理工場 
混合廃棄物
処理施設

1.

鉄スクラップ 電炉または鋳物工場
2. アルミスクラップ アルミ二次合金工場
3. 銅スクラップ 伸銅工場
4. ミックスメタル 非鉄製錬所  
5. 基板 非鉄製錬所    
6. ガラス ガラス工場    
7. フロン フロン分解工場    
8. 樹脂(マテリアルリサイクル) 樹脂成形工場    
9. ゴム セメント工場    
10. バッテリ 蓄電池工場    
11. 木材チップ パルプ工場    
12. 樹脂(焼却) 焼却場    
13. ウレタン 管理型処分場    
14. シュレッダーダスト  管理型処分場    
15. 回収固形廃棄物 安定型処分場